『Deep3』おすすめポイント
- 高校ではなくNBO(プロ)に焦点を向けたバスケ漫画
- イップスを発症してなおプロを目指す不屈の精神
- かっこいい名言に感銘を受けることが出来る
『Deep3』作品あらすじ
河合デミアンは子供のころからNBO(プロ)の得点王を目指してバスケに取り組んできました。高校1年の時点でメンタル面と技術力でチームの柱として引張ることが出来る逸材として存在感を放ち観客からもNBOに行けるのではと期待されていました。
しかし、高校1年の時にアキレス腱断裂のケガを負ってしまい、完治後にはゴール近くで腕が固まるイップス(運動障害)を発症してしまいます。
医者からもイップスが完治することは無いと申告され絶望に落とされたデミアンは高校3年時でもイップスを克服することが出来ず自信を無くしてしまいます。
しかし、高校予選の決勝リーグ最終戦で全国出場がかかる局面でセンターが退場。控えで背が高いデミアンが試合に出場する展開となります。一度は気合でダンクを決めましたが、その後イップスの弊害でチームに迷惑をかけてしまったデミアンはどうすればイップスが発症しないか考え抜きます。
試合終了間際にディープ3(3Pラインから離れたシュート)に挑戦し放ったシュートを見事成功させ、デミアンは全国出場へ切符を進める決定打を与えることが出来ました。
ディープ3に活路を見出したデミアンは再びNBOを目指すことを決意するのでした。
『Deep3』詳細分析
本項では‘’Deep3‘’の評価を視覚化しました。
『Deep3』感想&評価
合間に来る名言がかっこいい
Deep3の面白さは合間に来る名言にあると思います。個人的に印象に残っているセリフはデミアンが才能の差に打ちひしがれている時に、チームメイトから“平凡なことを毎日毎日ひたすら続けること、それを非凡って呼ぶんだ。”と声を掛けてもらい再び戦う活力を得るシーンです。練習に対して誰よりも真摯に取り組んでいたデミアンだからこそセリフ一つで自信を取り戻すきっかけとして納得感がありました。
このころ、私自身に特別な才能がないため今後も平凡なつまらない生活を送るのだろうと感じて生きていましたが、このセリフから小さいことでもアウトプットしていけば豊かな人生にすることが出来るのではと思えました。
『Deep3』基本情報
原作:水野光博
漫画(作画):飛松良輔
代表作品:水野光博『正直不動産』『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』
飛松良輔『天を射る』『ブルタックル』
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミック
巻数(2023年10月時点):7巻